引越しの後、とにかく荷物が片付かないので試しにトランクルームを借りました。 すると意外にも、半年でトランクルームを返した後も家はしっかり片付いた状態が続いています。 片付いた状態が続いているちょっとした秘訣をご紹介します。
気づいたことって何
結論からいいます。半年間のトランクルーム借用で以下の気づきがありました。
- スペースはタダではない
- 隠すためのスペースではなく、見せるスペースをつくる
- 所有するにはスペースがいる、所有しなければスペースはいらない
- 家を片付けるということは、余裕スペースをつくるということ
とりあえず我が家のスペース事情
引越し前は離婚後もしばらく住んだ3LDKでしたが新居は1LDKで収納も少ない。
- クローゼット:W80xD59xH220(cm)
- リビングの小物収納:W51xD31xH56、W51xD31xH67(cm)
- 玄関横の靴箱:W69xD35xH150(cm)
- 廊下収納:W39xD35xH150(cm)
- キッチンのシンク・コンロ下の収納
- トイレ収納
- 洗面台の下と鏡の裏の収納
トランクルームを借りる - スペースはタダではない
そんなわけで、とりあえず自宅から徒歩5分の0.3畳のスペースを3180円/月(税込)で借りました。床面積はたった0.3畳ですが高さがあるので収容力はかなり高いです。
「これで年間4万円弱なら安いよね」と思いました。 1LDKでは収納しきれなかったモノを運び入れました。
- アルバムやビデオ、記念品類
- 加湿器や送風機などの季節の家電
- 羽毛ぶとんや夏掛けなどの季節の寝具
- 家電のオプションパーツ
- Macなどガジェット類の空き箱
隠すスペースから、見せるスペースへ
グラスと食器を「見せる収納」へ
トランクルームにあずけても、収納スペースはギリギリでした。 そこでシンク下の収納に入れていたグラスと食器の一部を「見せる収納」に変えて見ることにしました。
キッチンとダイニングの間にラックをつくって表に出すことで 収納できるスペースを増やすことができました。 まぁ、一人暮らしなので大した量はないんですが。
ラックはシンプルかつ後からもカスタマイズできるようにエレクターにしました。 近々、この棚をもう一段追加しようと思っています。 ちなみに下にチラ見えしてるのは電子レンジです。
おかげで、シンク下にも収納に余裕スペースができて、 調理器具の配置をより機能的な形に再構築することができました。
ITデバイスだって見せられる
シンプルなインテリアの中に無骨な黒いデバイスがあちこちにあり気になります。 でも無線ルータやNASなどネット生活には必需品なので処分するわけにはいきません。
以前は、無線ルータなら電話線の取り込み口の近くに置くなど、配線が楽な場所に置いていました。 それが黒いデバイスがあちこちに分散されていた理由です。
そこで、苦労して配線の取り廻しをしてでも、 黒が基調となっているテレビサイドにデバイスを集約しようと考え方を変えてみました。 すると、案の定、テレビと一体感が出て違和感が少なくなりました。
さらに、我が家の観葉植物もこのエリアに置くことで黒スペースがすこし柔らかく感じるようにできたと思ってます。
リビングテーブルをやめた
部屋がスッキリしてくると、テレビとソファの間にあるリビングテーブルが無駄にスペースを消費しているように思えてきました。
実際、我が家はダイニングテーブル兼、作業デスクがあるので、ソファ横にはグラスとおつまみが置ける程度のサイドテーブルで十分です。
ちょっと奮発してサイドテーブルTECTA K22を買いました。 すると、ソファ前の床スペースが開けてリビングが広く自由になり快適さがアップしました。
所有するためのスペースを開放
プリンターをやめた
見せるスペースを意識したら、なんとなく置いてあるモノに疑問を感じてきました。
まず目についたのはプリンター! 最近は黒や白で小洒落た感じのものが多いですが、 私のプリンターはかなり前のモデルででお世辞にもオシャレとは言えません。
小洒落たプリンターに買い換えるといっても、使うのは年賀状と極たまに。 そもそも私はペーパーレスを進めている最中です。
まだ現役のプリンターを処分するのはもったいないけど、貴重なスペースを無駄につかっている方がよっぽどもったいないと思うことにしました。年賀状は手書きしてでも送りたいと思える人にだけ送ることにして、 たまに必要な印刷はコンビニのネットワークプリントを使うことにしました。 モノクロ印刷なら1枚20円程度と格安ですし、自分で用紙をストックする必要もなくなります。。
衣替えした洋服は預けることにした
衣替えしたスーツやコートは半年は使わないから手元に置いておく必要がない。 トランクルームに保管することも考えましたが思い切って保管サービス付きのクリーニングを使うようにしました。
普通のクリーニングの価格と比較するとやや高いですが、 半年間トランクルームのスペースを使うことを考えると超格安です。 しかも、宅配便で簡単にやり取りできるようになったので一石二鳥でした。
消耗品のストックをやめた
貴重なスペースを使ってまで消耗品をストックする理由はなんだろう?
不足したときにすぐに追加するため?それなら次の1回分だけあれば済みます。 どちらかと言うと、無意識のうちにまとめ買いによるコスパを期待していました。
しかし、消耗品の保管スペースのコストも考えたとき、「トランクルームに消耗品は預けないよな」と逆にコスパ悪いことに気づきました。
それなら日用品がお買い得なAmazonパントリーを使う方がいい。 その名の通りAmazonパントリーに保管してもらうのです。ガジェット類の箱を捨てた
ガジェット類の箱を保管している理由は、ヤフオクで多少高く売るためでした。
ここまで来たら話は簡単です。多少高く売るより、スペースを使わないほうがコスパが良いのは一目瞭然です。
あっ、でもMacとiPhoneの箱だけはクローゼットの奥に保管しています(汗)
結果 - 片付けとは余裕スペースをつくること
最初は収納に入らないものを保管するためにトランクルームを借りました。
でも、結果的にお金を掛けてトランクルームを借りてみたことで、 「Space is Money」の意識改革になり、家に余裕スペースをつくる取っ掛かりにもなりました。
余裕スペースができると、自由度がアップします。 収納の自由、ディスプレイの自由、生活の自由。 これが快適だと思えたら、あとは自然と家は片付いていきます。
さいごに
すごくたくさんのモノで溢れているのに、 おしゃれでリラックスできる家ってありますよね。インテリア雑誌にも載ってるような。
あれは、余裕スペースにモノをディスプレイしているからだと思うんですよ。 つまり計算されたカオスなのだと。
だから、ただモノが多くて、なんとか整理するためにモノを並べるのとは、 考え方の順序が違うんですよ。
私の目指す姿はシンプルなナチュラル・モダンなので、 今後もモノは最小限にしたいと思っていますが、この1年で少しだけ近づくことができたと思います。
さぁ、これからインテリアをどう楽しもうかな。