デンマークのアイラーセン社のソファ「ストリームライン」。 北欧モダンらしいシンプルで機能的なデザインに、適度なクッションと身体をしっかり支えてくれる安定感。インテリアショップの「アクタス」でもイチオシのソファです。

今回は使用歴2年の私がストリームラインの細部までレビューします。

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アイラーセン社って?

アイラーセンは1895年に創業したデンマークの家具メーカーです。

ロゴからも分かる通り、創業当初は馬車の製造を手がけていて、 馬車の幌とシートの高度な製造技術をもっていました。 その技術を活かして、1940〜50年代からイスやソファーなどの製造をはじめたそうです。

このアイラーセン社のソファーシリーズの1つが「ストリームライン」です。

eilersenLogo
ホームページ:eilersen.jp

ストリームラインとの出会い

私がストリームラインを購入したのはちょうど2年前。

離婚してから5年ほど経ってようやく気持ちも落ち着いてきたので、 それまで住んでいた3LDKのマンションを売却し、 1LDKの分譲賃貸マンションに引っ越しました。

マンション売却の仲介をしてもらった「東急リバブル」から家具・インテリアの割引優待をもらったので、 久しぶりにインテリアショップの「アクタス」に足を運びました。

そこでアイラーセンの「ストリームライン」が目に飛び込んできました。 とくにソファーを物色するつもりではなかったのですが、シンプルで機能的なデザインに一目惚れしてしまいました。

ストリームラインを選んだ決め手

それからアクタスの各店舗を何度も見て回りました。

アクタスでも展示されている店舗によってソファー自体の印象が変わるからです。 各店舗によってディスプレイしているソファーのタイプとサイズ、ファブリックの色が異なりますし、お店の床や壁などの内装も違うので印象が変わるわけです。

そんな感じで、検討を重ねた結果、最後に選んだのは一目惚れした「ストリームライン」でした。

決め手は7点ありました。

  • シンプルで機能的なデザインが北欧モダン風の我が家の雰囲気に合う
  • 細身のアームレストなので座面を広く確保できる
  • バックレストが高すぎないので狭い空間でも圧迫感が少ない
  • 10cm単位でソファ幅をオーダできるのでリビングサイズに合わせやすい
  • ソファ下に十分な高さがあるのでブラーバやルンバ君が掃除できる
  • 狭い廊下を通ってギリギリ搬入できる
  • なんとか手の出せる価格帯

オーダーセレクト

幅はリビングサイズに合わせて170cmに、 ファブリックはCOTTON-26、スチールレッグはシルバーをセレクトしました。

ファブリックは最後まで迷いましたが、 展示されているストリームラインにサンプルのファブリックを何度も掛け変えてもらって決めました。コレです。 Fabric

注文から届くまで

注文前に改めて図面を見ながら搬入経路を確認しました。 ストリームラインはバックレストが低めで、スチールレッグも外せるので、 狭いスペースでも搬入しやすいんですよね。

そして、注文。受注生産なので2ヶ月かかると聞いていましたが、納入日は本当に2ヶ月先でした。もっと早いかなと思ったら甘かった(笑)

まぁ、その2ヶ月は、15年間使ってきたソファとすごしました。 いろいろ思い出のあるソファですから。 これは引き取られていくときに撮影した写真ですが、座面のレザーがだいぶ疲れていますね。 5603A930 6879 473A B6C4 A94169D8F9EA

我が家のストリームライン概要編

では、3年目を迎えた我が家の「ストリームライン」をご紹介します。

設置場所は約10畳のリビング・ダイニングと7畳の洋室の間です。 写真は、リビングのテレビ脇から洋室側に向かって撮ったものですが、 細身のアームレストがスッキリしていて座面が広々しています。 STREAMLINEfront

次は洋室からリビング・ダイニング側を撮った写真です。 極狭リビング・ダイニングですが、バックレストがさほど高くないおかげで圧迫感は少なめです。 STREAMLINEback

今度はストリームラインの右サイド、ダイニング側から窓に向かって撮った写真。 横からのフォルムもスッキリしていてクールです。 StreamlineSIDE

我が家のストリームライン詳細編

ここからはストリームラインの細かいところを見ていきます。

これはアームレストとバックレストの間の写真です。 この盛っとした縫い目は「パイピング」と呼ばれる仕上げだそうで、強度と高級感を兼ね備えています。ストリームラインの縫製はすべてパイピングになっています。

なお、左上の赤い影はレンズにかかてしまった指です。あしからず。 Piping

こちらはスチールレッグ周辺の写真です。このスチールのシルバーな感じがクールでカッコイイです。ストリームラインを選んだ決め手のなかでもポイントが高かった部分です。

床から脚の付根までの高さは13cm。この高さで床とソファの間にスペースができるので、床面が広く感じられます。そして、ブラーバ君に安心して掃除してもらえます。

ちなみに賃貸なので透明なゴムの靴を履かせています。 steelLeg

次は、座面と背もたれのクッションを外したところです。

ストリームラインは片脚を持ち上げてもフレームが全くたわみません。 この頑丈なフレームがアイラーセンのソファの耐久性と安定感を支えているんですね。 remove-cushion

これは座面クッションの裏です。この黒い布地のところ全面にアイラーセンのロゴが入っています。 SeatBack

つづいて、同じ座面クッションのカバーリングのファスナーです。 これもしっかりと縫製されていて、中のクッションをちゃんと固定しています。 カバーリングと中身がズルっとずれることは全くありません。 SeatChack

座面クッションのカバーリングを外したところです。中のダウン層がずれないようにキルティングされています。 Cushion

さらに座面クッションの中のファスナーを開けてみます。 一番上にグースダウンの層があり、下にポリウレタン層があります。 2年間使ってもヘタりはみられません。 ダウン層はキルティングされていて、ダウンが偏らないようになっています。

座面のほどよい柔らかさと、お尻をしっかりとホールドしてくれる安定感は、この辺の構造が関係しているのだと思います。 CushionStracture

こちらは、背もたれ側のクッションの裏です。 こちらもアイラーセンのロゴがはいっていますね。 Backrest

これは背もたれクッションのファスナー。座面クッションとと同様に中身をホールドしています。 BackrestChack

背もたれクッションのファスナーを開けたところです。

ときどき、中身をパンパンと叩いて空気を入れると、ふっくら感が持続します。 BackrestStructre

中身をとりだしたところです。座面クッションと異なり、こちらは全体がグースダウンです。 キルティングされており、中のダウンが偏らないようになっています。 BackrestCushion

お手入れ

店員さんからの「シミとかヨゴレのつき具合が全然ちがうので、ソファが届いたら最初に使ってくださいね!」というアドバイスで購入したのが、こちらのクリーナー&プロテクター。

アドバイスどおり、ソファーが届いてすぐに全体がしっかり湿るくらいプロテクターをシュッシュしました。 CleanerProtector

クリーナーは赤ワインをこぼしたときに一度だけ緊急出動しましたが、 シミにならずにキレイになりました。プロテクターをしっかりしていたおかげですね。

こちらはクッションのカーバリングの洗濯表示です。ドライクリーニングがOKです。 アームレストやフレーム部分のファブリックは自分では取り外せないので、プロテクターとクリーナーは必須です。 Covering

さいごに

使用歴2年の私が「ストリームライン」を自慢半分でレビューしてみました。 私のストリームラインへの愛着くらいは伝わったでしょうか?

もうすぐ3月。何かと生活スタイルが変わる季節になります。 これから新しい生活を始める方も多いと思いますが、 お気に入りの家具と一緒にすごせば落ち着いた気分でいられるものです。

このレビューが、みなさんのお気に入りの家具を見つけるためのちょっとしたヒントになれば幸いです。